アニポスは、保険業務の基幹システム「アニポスクラウド」をはじめ、保険金請求アプリやAI査定エンジンなどの保険システムを、複数の保険会社に提供しています。契約から会計まで、設計・開発・運用の全てを社内のエンジニアが担っています。
商品改定や制度変更には1営業日あたり10回以上のリリースで素早く応えながら、過去1年の稼働率は全ての保険会社で99.96%以上を保っています。システムへの全ての変更は誰が承認したかまで記録され、監査や当局からの照会にも速やかに答えられます。新しい保険会社向けの稼働環境は、1日で用意できます。
シリーズ「速く変えて、止めない保険システム」では、これを支える体制と、安心して任せていただける根拠を、実際のデータを交えて3回に分けて紹介します。第1回となる本記事では、アニポスが内製しているシステムの範囲と、開発の実績を数字で紹介します。
もくじ
契約から会計まで、全てを内製

提供しているシステムは、保険業務のほぼ全体をカバーしています。
- 契約:見積、申込、引受、更新、解約、契約内容の変更
- 保険料:口座振替、カード決済、返戻
- 保険金:請求の受付、明細ごとの査定、支払、回収
- 周辺業務:振込、会計仕訳、帳票、業界団体へのデータ連携
これらの設計、開発、稼働環境の構築、運用、監視まで、全て社内のエンジニアが担っています。
扱う業務の広さは、データの規模にも表れています。アニポスクラウドが管理するデータの種類は260を超え、契約から保険料、保険金、会計までを1つのシステムで一貫して管理しています。
数字で見るアニポスの開発

- 過去1年の稼働率(全ての保険会社):99.96%以上
- 直近1年のリリース回数(1営業日あたり10回以上):約3,200回
- 2019年以降のリリース回数の累計:2万4千回超
- これまでに積み重ねたシステム変更の件数:5万5千件超
- 変更のたびに自動で実施している品質確認の項目数:1万2千項目超
- 自動で実施している品質確認(テスト)の実行回数:年間3,000万回超
- 品質確認などの自動処理に使っている計算機の稼働時間(約1万4千時間を1日8時間で換算):年間約1,750人日
- 新しい保険会社向けに、システムの稼働環境を用意するのにかかる日数:1日
- 開発にAIを本格的に取り入れた2026年3月以降の、同じメンバーによるシステム変更の件数(前年同期比):約4割増
図1:リリース回数(累計)

まとめ
アニポスは、契約から会計まで保険業務のほぼ全体をカバーするシステムを、設計から運用まで全て社内のエンジニアで内製しています。直近1年で約3,200回、1営業日あたり10回以上のリリースを重ねながら、過去1年の稼働率は全ての保険会社で99.96%以上を保っています。
次回の第2回では、これだけの開発と運用を数名のエンジニアで回せる理由として、属人化させない体制、自動化の徹底、1つの仕組みを複数社で使う考え方、そしてAIの活用について紹介します。