リボンやスタッズ、可愛らしいレース付きのものに、スタイリッシュなバンダナ風・・・「ペットショップに行くと真っ先に首輪コーナーを見に行くの!」という人も多いのではないでしょうか。
アクセサリー感覚のものから、しっかりとリードとつないで使うものまで。
今日は首輪選びや、首輪について日常で気をつけておきたいことについてお話しましょう。
もくじ
首輪はペットの安全が第一
首輪に関してのお話は、飼育環境や飼われている動物の種類によって見解が違ってくると思いますが、どんなペットにつける首輪にしろ「安全が第一」です。
ファッションとしての首輪を楽しむのは良いのですが、何より
ペットに危険のない範囲で楽しむのが基本です。
多頭飼いで他のペットと遊ぶ場面が多かったり、お留守番が多く、飼い主さんの目が届かないことがあるペットであれば、首輪が絡まったりどこかに引っかかったりしないように、気をつけておかなければいけません。
どちらの場合もペットを危険にさらす可能性があり、その意味では、飼い主さんの目が届く範囲でつけてもらうほうが安全だと思います。
お散歩用首輪選びで気をつけてほしいこと
お散歩でリードに繋いで使う首輪の場合はまず、
ペット自身では絶対に外せないようにサイズ感に気をつけてください。
きつすぎてはいけませんが、お散歩中ビックリしたりパニックになって暴れたとき、スポンと抜けてしまうと大事故に繋がりかねません。
胴輪タイプのハーネスであれば抜けにくいので、おすすめです。
最近では犬に限らず猫、うさぎ、フェレットもお散歩に連れ出す飼い主さんもいらっしゃるので、首だけに負担がかからず抜けにくい胴輪タイプが良いとおもいます。
お散歩の際には必需品の首輪、胴輪ですが、どちらもどうしても被毛や皮膚との摩擦が生じてしまうので、皮膚が弱いペットには短時間での使用をおすすめします。長毛種の場合には被毛と首輪などがこすれ毛玉の原因にもなるので、こまめにチェックしてあげて下さい。
また、お散歩で使う首輪は使用頻度が高いので劣化する事があります。
お散歩中に突然ちぎれてしまった、なんてことがないように、定期的にゆるみ、ほつれが無いか確認して、安全なお散歩を楽しんで下さいね。
外飼猫ちゃんは首輪以前に、室内飼いを強くおすすめします
獣医師の立場としては、猫は完全室内飼いを強くおすすめしているのですが、もし外に自由に出入りする子の場合は、少し事情が異なります。
首輪は飼い猫という目印にもなりますし、迷子になった場合に連絡先などを書いていれば見つけやすいかもしれません。
しかし外で首輪が何かに引っかかってしまった場合は命の危険に繋がるので、少しの力で引っ張ると外れるような仕組みのものを選ぶと良いでしょう。
ただし、首輪が取れてしまうと野良猫、地域猫との区別が付きにくく、また迷子になった場合に見つかりにくいので諸刃の剣とも言えます。
そういった観点でも、猫を外に出す事はおすすめしません。
なにより、病気や事故の危険がいっぱいですから・・・。
まとめ
お散歩以外での首輪は必須ではありません。
身に付けさせる時には、思わぬ事故で大切なペットを危険にさらすことにならないよう、目の届く範囲で使うこと、そしてサイズのあったものを選ぶようにしましょう。
また、お散歩用の首輪は使用頻度が高いので劣化する事があります。定期的にゆるみ、ほつれが無いか確認して、安全なお散歩を楽しんで下さいね。

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