初めて犬や猫を飼うことに決めた飼い主さんなら、真っ先に悩んでしまうのがペットフードの選び方ではないでしょうか。
最近は様々なメーカーからたくさんの種類が販売されているので、余計にどのフードを与えたらいいのか分からなくなってしまうかもしれませんね。
そこで今日は、飼い主初心者の方のための、ペットフード選びのポイントをご紹介します。
もくじ
主食は「総合栄養食」
まず主食として準備する必要があるのは
「総合栄養食」です。
それぞれ年齢ステージや体型、生活スタイルを考えて選択します。
基本的には新鮮な水と総合栄養食を与えると愛犬、愛猫の健康を維持できるように栄養バランスが整えられて作られているので、パッケージに「総合栄養食」と書いてあるのを確認してくださいね。
年齢にあわせたフードを選ぶ
子犬、子猫の場合には成長期なので栄養価の高い成長期用のフードを、高齢になってくると運動量も減り必要カロリーは減るため、抗酸化作用などが含まれる高齢期用のフードをといったように年齢に応じたフードを選択します。
高齢になり噛む力が弱くなってくるとウェットタイプが好まれる場合があります。
またペットの高齢化に伴い介護が必要になるケースも増えていますが、給餌しやすい流動食状のフードも販売されています。
体型や好みにあわせて選ぶことも
肥満気味の子には少量でも満腹感が得られるように工夫されているダイエット用のフードもあります。
近年はグレインフリーやグルテンフリー、オーガニックフードなど様々なフードが販売されています。
またドライタイプ、セミモイストタイプ(半生タイプ)、ウェットタイプなど水分含有量が異なる様々な商品があり、愛犬や愛猫の好みに合わせて選びます。
間食や一般食はバランスを考えて
フードにはおやつやご褒美として与える「間食」や総合栄養食と一緒に与える「一般食」とよばれるフードもあります。
その場合にはおやつの分、総合栄養食を与える量を控える必要があります。
「間食」や「一般食」が主食のようになってしまうと、大切なワンちゃん猫ちゃんの健康を損ないかねません。
栄養バランスを損なわないように一日の必要摂取カロリーの20%以下になるように与えるようにしましょう。
病気のときに与える療法食
病気になってしまった場合に与える「療法食」とよばれる食事もあります。
治療内容に合わせ、治療を補助する目的で獣医師の指示で与えられます。しかし、高齢になって処方食が必要になっても食べてくれず、思うように治療ができないというケースもあります。
特に猫は生後6ヶ月までに食の傾向が決まるとも言われています。
万が一のときのために、幼少期に様々な食感や風味のフードを経験させておけば好き嫌いを減らすことができるので、気がけておきましょう。
キャットフードとドッグフード、どっちがどっちでも、いい?
多頭飼いをされている方や、全く初めてペットを飼う方は、ふと抱く素朴な疑問のようですが、間違って少し食べるくらいであれば、どちらも全く問題はありません。
ただし、日常的に猫にドッグフード、犬にキャットフード、という与え方は、栄養的に問題があるのでしてはいけません。
犬にキャットフードは、塩分やたんぱく質過多で繊維不足
キャットフードにはドッグフードに比べて約2倍の塩分とたんぱく質が含まれています。
また猫は肉食動物のためキャットフードには食物繊維が不足してしまいます。
キャットフードを与えると栄養過多になり肥満になったり、ドッグフードを食べなくなってしまったりと健康を害する恐れがあります。
猫にドッグフードは、たんぱく質&タウリン不足
ドッグフードは雑食の傾向が強い犬のために作られているため、たんぱく質が犬の約2倍必要な肉食の猫にとっては、たんぱく質不足に。
また、猫はタウリンと呼ばれる栄養素を合成することができないためフードから摂取する必要がありますが、犬は体内で合成できるためドッグフードにはわずかにしか含まれておらず、タウリン不足になってしまいます。
まとめ
ペット飼い始めのフード選びは試行錯誤の部分もありますが、基礎知識があるのと無いのでは、選ぶ基準も全く変わってくることと思います。
かわいい「我が子」ちゃんにぴったりのフードが、見つかるといいですね。

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