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子犬のごはんガイド|離乳から成犬期までの食事とフードの選びかた

2025年7月30日

著者桑原先生画像

くるみ動物病院
桑原 慶先生

「子犬の離乳食はいつから?」「子犬に最適なフードの種類は?」新しく子犬を家族に迎えた飼い主さんは悩んでる人も多いのではないでしょうか。

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本記事では、子犬の離乳期から成長期、食事の選び方や偏食対策までを網羅的に解説します。

子犬の健やかな成長には、ライフステージに応じたフード選びと与え方がとても重要です。

基礎知識|子犬の食事管理の重要性とは

動物の健康を維持するためには、動物種やライフステージにあった栄養管理が必要不可欠です。雑食性の犬と肉食性の猫では体のつくりや必要とされる栄養素の割合が異なります。また、成長期や高齢期などのライフステージにおいてもヒトと同じように年齢や生理状態によって必要な栄養素の量やバランスが異なります。

また、犬が家族の一員として受け入れられるようになり、犬の食事もヒトと同じような質の高いものが好まれるようになりました。動物の食事の選択肢が増えることは病気の治療にも役立ちますが、一方で選り好みのような健康な動物の「食べない」問題にもつながってしまいます。今回は子犬の食事について解説します。

生後3週〜|離乳期の食事とポイント

乳歯が生え始める3-4週齢になると、子犬は母親の食物に興味をもつようになります。その頃から、成長期用の総合栄養食をお湯でふやかして、離乳食として与えるとよいでしょう。6-8週齢までに離乳食の水分を徐々に減らして、ドライフードが食べられるように促します。この頃に口にした食物がその後の嗜好性に影響する事があるため、様々な風味やタイプのフードを与えると良いかもしれません。

成長期|子犬期の栄養バランスと注意点

成長期の期間や注意点は犬種による差がありますが、成長期は維持期に比べてすべての栄養素の要求量が増加します。不足しないことが重要ですが、一方でエネルギー量やカルシウムは過剰になりすぎないように注意が必要です。

成長期のエネルギー過多は、脂肪細胞の数を増やします。増えてしまった脂肪細胞はその後減らすことが出来ないため肥満に繋がります。成長期の肥満は大型犬種の骨格異常が生じるリスクがあります。また、カルシウムの過剰摂取も同様に骨の発育に悪い影響を及ぼすため注意が必要です。

子犬が成犬になると、必要な栄養素のレベルが幼少時とは違ってきます。子犬用フードから成犬用フードへの切り替えは、体の大きさや品種に応じて一般的に1歳から2歳までの間に行います。大型犬は2歳頃まで成長が続くこともあり、完全に成長して体重が落ち着くまでは子犬用フードを与えます。

子犬フードの選び方|ドライフードとウェットフードの違い

子犬に最適なフードとは、健康的な発育に必要な高脂肪、高タンパク、高カロリーのフードです。健康維持のためのビタミン類や免疫系をサポートする抗酸化物質が強化されていたり、骨や歯の発育のサポートや、尿路の健康を維持するために適切にミネラル成分のバランスが調整されていたりします。フードのパッケージの説明をよく読んで、そのフードに含まれている成分や特徴を確認しておきましょう。

子犬用フードにはウェットタイプとドライタイプがあり、そのどちらにするかは主に飼い主様および子犬の好みで決めて大丈夫です。

ドライフードはキブルと呼ばれる小さな粒でできています。ドライフードはウェットフードに比べると経済的で、保存が利くという利点があります。ウェットフードは缶詰などになっていて、水分量がドライフードよりも高いため、水分を多く必要とする子犬に向いています。子犬の食事に変化を付けるために、この2種類のフードを一緒に混ぜることも良いでしょう。

偏食対策|子犬の好き嫌いを防ぐコツ

トレーニングのごほうびなどで少量のおやつを与えることは別として、フードをあまり食べない、あるいは喜ぶからといって、おやつや人の食べ物を頻繁に与えていると、「食べ物にうるさい、わがまま犬」になってしまうことがあります。

あまりにも特定のものしか食べない偏食は、将来の行動や健康、体重に悪影響を及ぼす可能性があります。人の食べ物を与えることは避け、おやつを与えるのもトレーニングの時だけ、いいことができた時だけにする等、メリハリをつけて与え過ぎないようにしましょう。

まとめ|子犬の健やかな成長のために

子犬の成長にはバランスの取れた食事が肝心です。適切な栄養を考えることで、健康で元気な成犬へと成長していくための基盤が作られます。生活している中で食生活に関してご不明な点があれば、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。愛犬が健やかに育つために、飼い主様ご家族でサポートをしていただければ幸いです。

著者・桑原慶先生のプロフィール

福岡市中央区唐人町のくるみ動物病院院長・獣医循環器認定医。2019年4月獣医循環器認定医資格取得。

【所属医師会】福岡県獣医師会・福岡市獣医師会・日本獣医循環器学会・九州画像診断研究会

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アニー先生
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