ブログの画像

慌てないで!「ペットのけいれん」は動画撮影がポイント〜見過ごしてほしくない症状シリーズ:けいれん

2021年9月21日

ブログ著者の写真

くるみ動物病院
桑原慶院長

昨日まで元気だったペットが急にけいれん!
突然前触れなしに起こる「けいれん」には、
慌ててしまって冷静な判断ができないかもしれません。
もちろん遭遇しないほうが良い事態ではありますが、
今日はもしもの「けいれん」への対処法と、
その原因として考えられる疾患などについて解説したいと思います。

あに丸先生
あに丸先生

もしもの事態に備えて対処法をしっかりと覚えておきましょう!

ペットのけいれん:対処法

・むやみに顔を触らない
・怪我をしないよう広いスペースへ
・クッションになるタオルなどを用意

横たわって意識を失い、手足をバタバタしている際に、
顔を撫でてあげたくなるかもしれません。
ですが、このような行動は控えていただいたほうがいいでしょう。
けいれんを起こしているペットは意識を失っており、
顔周りに手を近づけると無意識のうちに噛んでしまい、飼い主様がケガをする恐れがあるからです。
また、無意識のうちに頭部をぶつけたり、手足の爪をケージなどに引っ掛けたりすることによりペット自身もケガをする可能性があるので、できるだけ広いスペースに移動してあげると共に、周囲にバスタオルや毛布などでクッションを用意してあげてください。

ペットのけいれん:動画撮影が病気を絞り込むヒントに!

・診断で聞かれるのは けいれん中・後の様子、持続時間
・動画を撮影しておけば一目瞭然

一言で「けいれん」といっても、様々な種類、原因が考えられます。
通常、動物病院にいらして頂く時には、症状が治まっていることが多いので、私達獣医師は飼い主様のお話から病気を推測していくこととなります。
特にけいれんの様子、治まった後の様子、持続時間などは診断する際の重要情報になります
症状の詳細を言葉で表現することは難しく、持続時間についても、気が動転し実際よりも長く感じてしまうことが考えられます。
スマートフォンなどで動画撮影をして頂くことが病気を絞り込むヒントになるので、 可能な限り撮影をして頂くことをお勧めします。

ペットのけいれん:5分以上続くけいれんは要注意

・受診はペットが落ち着いてから
・5分以上・断続的なけいれんは、安全を確保して病院へ

けいれんの多くは、数分ほどで治まります。
けいれんが治まり、ペットの様子が落ち着いたらかかりつけの動物病院を受診しましょう。
ただし、けいれんが5分以上続く場合治まった後にすぐけいれんする場合には、
移動中の安全が確保できるようであれば、けいれんしている最中でも動物病院の受診をご検討ください

ペットのけいれん:けいれんを引き起こす病気

けいれんを引き起こす病気は
「脳」か「脳以外」の大きく2つに分けられます

動物病院にご来院いただいた際には、まず「脳以外」の病気が原因でけいれんしていないかどうかを調べていきます。
具体的には、
腎機能低下、肝機能低下、血糖値やカルシウムの低下などによるけいれんは血液検査で判断ができます。
また、「けいれん」と同じような症状で、
心臓病による「失神」が疑われる際には、レントゲン検査や超音波検査、心電図検査を行います
「失神」は長くても1分程度で症状が治まり、治まったあとは普通どおりに様子がすぐ戻るのが特徴です。

前述した通りですが、動画撮影を行って頂くことで、発作の持続時間や発作後の様子がわかります。
私達獣医師は、発作の現場を目視できないことがほとんどなので、可能な限り動画撮影をお願い致します。

「脳以外」の病気が除外された際には、「脳」の病気を疑っていくこととなりますが、犬種や年齢などで原因疾患を推察します。
確定診断には専門施設でのMRI検査や脳脊髄液検査が必要となります。

脳の病気:MRI検査、脳脊髄液検査など
脳以外の病気:血液検査、レントゲン検査、超音波検査、心電図検査など

ポス代
ポス代

正確に症状を伝える為にも、

もしもの時は動画撮影する事を覚えておこう!

動物のけいれんは様々な原因で起こりますが、
とても痛々しく飼い主様はもちろん、我々獣医師にとっても辛いものです。
まずは、できるだけ動画を撮影していただき、そこからけいれんの原因を突き止めて、可能な限り症状が出ないようにしてあげるお手伝いができれば嬉しく思います。

今回記事を書いてくださった、桑原院長の、くるみ動物病院さんはこちら!
http://www.kurumiah.com/

Tag

うんち
おしっこ
おしゃれ
おれ耳
お手入れ
くしゃみ
けいれん
けんか
しこり
しっぽ
しつけ
せっけん
におい
ぶどう
アウトドア
アトピー
アトピー性皮膚炎
アナフィラキシーショック
アメリカンショートヘア
アレルギー
インフルエンザ
キシリトール
キャットフード
グルーミング
コロナウイルス
ゴールデンウィーク
シャンプー
スコティッシュフォールド
ステロイド
ストレス
ズーノーシス
ダニ
チョコレート
トイプードル
トイレ
トリミング
トレーニング
ドッグフード
ドライヤー
ノミ
ハチ
バッグ
フィラリア
フード
ブラッシング
ペット
ペットサロン
ペットフード
マーキング
ミネラル
メンタル
リラックス
ロックダウン
ワクチン
炎症
熱中症
爪とぎ
爪切り
狂犬病
狼爪
獣医師
玉ねぎ
生殖器疾患
甲状腺機能低下症
病院
病気
皮膚病
目やに
真菌性皮膚炎
短頭種
移行上皮癌
突発性膀胱炎
精巣手術
糖尿病
細菌性膀胱炎
結石
緊急事態宣言
総集編
職業
避妊
肛門周囲腺腫
腎臓病
腫れ
腫瘍
膀胱
膀胱炎
膀胱腫瘍
膝蓋骨脱臼
花粉
花粉症
薬浴
露出性角膜炎
靴下
血尿
血液検査
血便
行動
食べ物
食欲不振
食中毒
飲み薬
飲み水
見過ごして欲しくないシリーズ
首輪
認知症
誤飲
骨軟骨異形成症
骨折
骨付き鶏肉
貧血
鳴き声
車酔い
鼻水
健康
健康診断
僧帽弁閉鎖不全症
分離不安
前立腺肥大症
副腎皮質機能亢進症
副作用
動物病院
卵巣腫瘍
去勢手術
口臭
口内炎
吠える
呼吸
呼吸困難
嘔吐
噛む
外耳炎
失神
子犬
子猫
子宮蓄膿症
定期健診
寄生虫
小型犬
尿石症
尿路感染症
尿検査
屋外
心臓
心臓病
怪我
愛玩動物看護士
感染症
投薬治療
抗生剤
排尿障害
救急
散歩
栄養
検査
歯磨き
歯周病
気管虚脱
治療
注射
涙やけ
涙目
下痢
下部尿路疾患
中毒
乳腺腫瘍
予防
予防薬
予防接種
人気
会陰ヘルニア
体重
体重減少
体臭
体調管理
体温
便
保護猫
to-top