もくじ
短毛種でも、ブラッシングは必要
毛が長くても短くても、ブラッシングしてあげましょう。ブラッシングのメリットは毛の絡まりを取るだけではないんです。
大きく分けて、3つのメリットがあります。
1.疾患予防、早期発見
2.身だしなみ
3.飼い主とのコミュニケーション

短頭種の子にもブラッシングしてあげましょう。
1.疾患の予防・早期発見
ブラッシングで、毛に付着した外部寄生虫(ノミ等)・フケをある程度除去することができます。フケは汚れなので、皮膚に長時間付着していると、皮膚炎の原因になります。
また、飼い主さんが犬の皮膚状態を把握しやすくなります。
ブラッシング中に、小さな腫瘍や皮膚に付着したダニを発見することが多いんです。他にも、抜け毛が多い、毛が生えていない箇所がある、おできがある、痛がる、などを見つけることができます。疾患を早く発見できれば、治療もしやすくなりますよ。
2.身だしなみ
身だしなみもあなどれません。
特に「毛のもつれ」は早めに解消してあげましょう。
もつれが小さいうちはよいのですが、大きくなるとブラッシングでは取れなくなり、バリカンで根元から刈る必要があります。
大きなもつれは、毛の生えている皮膚を常に引っ張り上げます。
皮膚は常に引っ張られていると、炎症を起こし、痛みにつながります。
炎症がひどい場合は、細菌感染を起こして化膿したり、ごそっと脱毛してしまいます。
もつれを解いてあげるのは、皮膚の炎症を予防するのに効果的なんです。
3.飼い主とのコミュニケーション
犬は飼い主のことが大好き。
飼い主に自分の体を触ってもらえると、幸せでリラックスできます。ストレス解消になるんです。
ブラッシングをしながら話しかけてあげると、さらによいですよ。
ブラッシングを嫌がるときの解消方法
ブラッシングを嫌がるパターンは2つ。
①ずっと嫌がる
②以前はブラッシングが好きだったのに、今は嫌がる
ブラッシングを「ずっと嫌がる」場合
体を触られるのが嫌、またはブラシが嫌な可能性があります。
まずは、飼い主の手で体全体をなでなでするところからはじめましょう。
体全体のなでなでに慣れたら、固く絞った温かいおしぼりで、毛の上から体を拭いてあげましょう。
拭いてあげるだけでもフケなどの汚れが取れて疾患予防ができます。
なでなでも嫌がる場合、少しずつ、話しかけながら、体を優しく触ることから始めましょう。
この時、頭は避けてあげてください。犬は「殴られる!」と身構えてしまいます。
「以前はブラッシングが好きだったのに、今は嫌がる」場合
ブラシを怖いと感じているか、ブラッシングが痛い可能性があります。
ブラシが怖い、と感じている場合は、
・ブラシを変えてみる
・固く絞った温かいおしぼりで体を拭いてあげるところから始める
を試してみてください。
ブラッシングが痛い場合、皮膚に疾患があるのかも。
動物病院に行って、痛みの原因を解消してあげましょう。
まとめ
ブラッシングで見つけられる病気はたくさんあるんです。
ぜひブラッシングしてあげてくださいね。


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