blog_main_dog_shampoo_frequency_how_to

犬のシャンプー頻度とやり方|人間用はOK?乾かし方の注意点も解説【獣医師監修】

2025年12月17日

著者桑原先生画像

くるみ動物病院
桑原 慶先生

「犬のシャンプーはどれくらいの頻度で洗えばいいの?」
「自宅での正しいシャンプーのやり方が知りたい」
犬を飼い始めたばかりの飼い主さんはこんな疑問をお持ちではないでしょうか。気になりますよね。

このアニポス公式ブログでは現役獣医師が飼い主さんの悩みを解決する記事を執筆しています。

この記事では、獣医師が犬の皮膚の特徴をふまえながら、適切なシャンプーの頻度と、自宅でできる正しいシャンプー方法をわかりやすく解説します。

結論として、健康な犬のシャンプー頻度は月1〜2回が理想的で、犬の皮膚に合った洗い方と保湿ケアを行うことで皮膚トラブルの予防につながります。

犬のシャンプー頻度と正しいケアを行うために|まず知っておきたい犬の皮膚の特徴

皮膚は体の最も外側に位置し、全体重の12%を占める最大の臓器です。皮膚が常にさらされる外の環境には、乾燥や紫外線、化学物質など、体にとって不利益な要因が多く存在します。これらの有害な要因から体内の環境を守ることが皮膚の大きな役割となります。

また、動物の体の大部分は水分から構成されています。体にとって必要な水分やミネラルが外の環境へ奪われないようにしているのも皮膚の役割です。外側からの侵入を防ぎ、内側からの漏出を防ぐことが皮膚の最大の役割であり、「皮膚のバリア機能」と呼びます。

犬の皮膚の一番外側の表皮の厚さは人間の4分の1から半分程度と薄く、乾燥や刺激の影響を受けやすい敏感肌なのです。

犬のシャンプーはどれくらいの頻度が理想?

シャンプーは皮膚や被毛の汚れを除去することを目的に行います。台所の油汚れは完全に取り除く必要がありますが、皮膚の皮脂汚れはとりすぎると、皮膚に必要な皮脂まで除去してしまい、皮膚のバリア機能に障害が生じる可能性があります。

そのため、健康な皮膚のワンちゃんでは 月に1、2回程度のシャンプーが理想的 です。散歩で汚れやすい手足は、部分洗いをこまめに行ってもよいでしょう。

犬のシャンプーのやり方|犬用シャンプーを使うべき理由

皮膚の洗浄剤には皮脂汚れを効率的に落とす洗浄力が求められるだけでなく、必要な皮脂をとりすぎない、皮膚にとって刺激の少ないことも求められます。

このような理由から、愛犬のシャンプーには犬専用のシャンプー剤を使用してください。人間用のシャンプーは頭皮の皮脂や汚れをしっかり落とす成分が多く配合されており、犬に使用すると皮膚の乾燥やフケなどのトラブルが発生する可能性があります。

シャンプー後の保湿は必須ケア

洗いっぱなしで保湿をしないとバリバリ、カサカサの肌になってしまいます。人間が洗顔後に化粧水や乳液で保湿するのと同じように、シャンプー後の保湿ケアを行いましょう。

保湿剤には、スプレータイプやローションタイプ、泡タイプなど様々な商品が販売されています。商品選びに迷う場合は、動物病院のスタッフや獣医師に相談するのがおすすめです。

犬のシャンプー後の乾かし方|ドライヤーは低温で

愛犬の体の大きさに合わせたバスタオルを複数枚用意し、できるだけタオルで水分を除去しましょう。タオルドライのみでは不十分な部分にドライヤーを使用します。

その際は、ドライヤーの風が高温になりすぎないよう注意してください。高温の風は皮膚の乾燥や皮膚炎の原因になります。飼い主様の皮膚に当てても熱くない程度の温度と適切な風量で乾かすのがポイントです。

まとめ:正しい頻度とシャンプー方法で愛犬の皮膚を守る

犬の皮膚は人間より薄く敏感です。正しい頻度(月1〜2回)と、犬専用シャンプー・保湿・乾燥方法を意識することで、愛犬の皮膚を健やかに保つことができます。

著者・桑原慶先生のプロフィール

福岡市中央区唐人町のくるみ動物病院院長・獣医循環器認定医。2019年4月獣医循環器認定医資格取得。

【所属医師会】福岡県獣医師会・福岡市獣医師会・日本獣医循環器学会・九州画像診断研究会

桑原先生の記事一覧はこちら
くるみ動物病院公式サイト

to-top