ペットがなんだか見えにくそうにしてる?ペットも老眼になるのかな?
アニポス獣医師、大川先生に教えてもらいました。
もくじ
ペットもありえる「老眼」
老眼、とは、病気ではなく症状のことをいいます。
目が見えなくなることではなく「ピントが合わなくなって、ものが見づらくなる」症状のことです。
これは犬・猫に限らず、人間含め、眼の構造が似ている動物では同じものです。
治療の必要はない「老眼」
ではなぜ、ピントが合わなくなるのでしょうか。
理由は「加齢による筋肉の衰え」です。
ピントを合わせる眼の筋肉が衰えて、ピントが合いにくくなるのです。
老眼は「生理現象」ですので、治療の必要はありません。
人間も、老眼は「誰でもなる加齢に伴う生理現象」とされており、老眼鏡で矯正することしかしませんね。
ペットの老眼はいつごろから始まるのでしょう?
人間の年齢に換算して「40代半ば」を目安にしましょう。
眼の構造が人間と似ていることから、眼の筋肉の衰えも同様と考えられます。
眼の調子が悪そうなら病気の可能性も
飼い主がペットが老眼になったことに気が付くのは難しいです。
老眼は、痛みを伴うものではありません。また、全く見えなくなるわけではないため、足元が見えずに転んだり、ものにぶつかったりもしません。
逆に「やたらと眼をこすってる」とか、飼い主が気づくような眼の症状がある場合は、要注意です!
ペットには老眼に限らず、眼の病気は沢山あります。
老眼を治すことは難しいですが、他の病気であれば、早く見つけてあげることで、治せるものも多いです。
ペットがこんな症状を持っていたら、早めに病院へ連れて行きしょう。
いつもとちがうこんな行動
・物にぶつかることがある
・夜の散歩を嫌がる
眼を観察するとわかる症状
・涙・目やにが多い。
・眼をしょぼしょぼさせている。
・眼が赤い・白い
・眼をかゆがっている・こすりつけている
・左右の眼の大きさが変わってきた
・眼が飛び出しているように見える
まとめ
失明する疾患も考えられるので、上記のような症状を見かけたら、動物病院へ行きましょう。
「老眼かな」では片づけず、日ごろから観察して、病気のサインを見つけてくださいね。


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