春に気をつけてあげたい不調とは?|猫編

2021年3月17日

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猫とグルーミング

春になり暖かくなると猫は毛が抜け変わります。
基本的には春と秋の年に2回、涼しい夏毛と暖かい冬毛が、毛が入れ替わる換毛期です。
猫は元々清潔好きで、よく全身を舐めて毛づくろい(グルーミング)します。
またグルーミングは、体温調節や仲間とのコミュニケーションとしての役割もあります。
飲み込んだ毛は、通常は便とともに排泄されたり、吐き出したりするので、胃の中に溜まることはありません。
健康な猫でも1〜2週間に1度程度、毛を吐くことがあるのは、正常な反応です。

春は抜け毛を大量に飲み込みやすい季節

しかし、春や秋などの抜け変わりの時期はどうしても抜け毛を飲み込みやすく、飲み込む毛の量が多かったり、毛の長い猫ちゃんの場合は、胃の中で抜け毛が絡まり、ボールのようになってしまう場合があります。
胃の中に吐き出せないほどの毛玉ができてしまった状態を「毛球症」といい、毛球症になってしまうと食欲不振や嘔吐、腹痛などの症状が見られ、最悪の場合には手術で胃の中から毛玉を取り出さないといけない場合もあります。

「毛球症」にならないコツは、ブラッシング

そうならないためにも、日頃のブラッシングが大事になります。
ブラッシングを好む猫ちゃんも多いですが、嫌がる場合には猫同士で毛づくろいするイメージで頭や背中など受け入れられやすい場所から行うのがいいでしょう。
ポイントは猫が嫌がり始める前に終わらせることです。
短時間のブラッシングを毎日行うといいでしょう。

猫草は有効なの?

ペットショップなどに良く販売されている、「猫草」。
含まれている食物繊維が刺激になって吐きやすくなったり、腸の動きを促して便の中に排泄させる作用がありますが、消化不良を起こす場合もあるため、与える時には注意が必要です。
また飲み込んだ毛の排泄を促進するための毛玉予防のフードや毛玉除去剤もあるため、かかりつけの先生に相談してみるといいでしょう。

春はノミ・ダニの季節!人獣共通感染症も

春になって暖かくなると、ノミやダニも活発に活動を始めます。
ノミは皮膚炎を起こすだけではなく、瓜実条虫という消化管内寄生虫を媒介します。
ダニはヘモプラズマ感染症や近年問題になっている重症熱性血小板減少症(SFTS)を媒介していることが知られています。
特にSFTSは人獣共通感染症であり、2020年12月30日までに573人が感染、そのうち75人が亡くなっている怖い病気を媒介する可能性があります
外に出る猫ちゃんはもちろん、お散歩に行くワンちゃんや飼い主さんに付いてノミダニが室内に持ち込まれることもあるため、予防が重要です。

ストレスにも気をつけてあげたい

また春先は生活環境が変わりやすい時期になります。
転勤で引っ越しをしたり、進学など家庭環境が変わったり…そうした変化をストレスに感じる猫ちゃんもいます。
嘔吐や下痢、血尿や頻尿などの泌尿器疾患に注意が必要な季節でもあります!

まとめ

春は暖かくて過ごしやすい季節ですが、季節の変わり目ゆえ、ペットの体調には少し気をつけてあげたい時期でもあります。

様子がおかしいと感じたら、動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

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