においの変化は、体調管理に役立ちます。
もくじ
においの種類、強さが変わったら、要注意
ペットは自分で「病気です」とは言えないので、体調管理は飼い主さんが気を付けてあげる必要があります。どうすればいいかというと、「いつもと違う」を感じ取ること。その一つの指標として「ペットのにおい」があります。においの「種類」「強さ」がいつもと違ったら、体調に変化があったかな?と気づいてあげてください。
とはいえ、においはなかなか把握しにくいもの。食欲であれば、ご飯を残したりするのでわかりやすいのですが、においは目に見えないので、日ごろから「この子のにおいはコレ、これくらいの強さ」というのを覚えておきましょう。
ペットのにおいは「体臭」と「口臭」がある
体臭を把握しておく
「体臭」のチェックにおすすめなのは「耳」です。「耳」はにおいが強い部分。「体臭」は、猫はグルーミングするのであまりにおいません。犬は体臭があります。そもそも体臭は「ある」もの。あるからイコール悪い、というのではありません。普段からその子の体臭がどのくらいかを把握しておいて、強くなったと感じたら異変ありです。体臭があるだけで病気ではないので、ご安心を。
シャンプーをしばらくしていなければ、人間と同じで少しくさくなりますが「いつもシャンプーの前はこのくらい」というのを覚えておきましょう。シャンプーして間もないのに、急ににおいが強くなったら、何か病気が隠れているかもしれません。
体臭が急に強くなったら、皮膚病の可能性があります。特に犬のシーズーはアレルギーを持っていることが多く、犬の中では脂っぽくなりやすいです。また、1年の中で湿度が高くなる季節は、皮膚病にかかりやすくなるので、かゆみがないか、ふけがないかの他にも、においも気にしておきましょう。

梅雨や夏は、皮膚病にも注意しましょう。
口臭は2種類の原因がある
次に、もうひとつのにおい、「口臭」についてです。
口臭の原因には2種類あります。「歯の汚れ」と「内臓系疾患」。見分けるためには、タオルを使います。タオルでペットの口の中を拭い、そのタオルが臭かったら「歯の汚れ」によるものです。その場合はデンタルケアをしてあげましょう。タオルがそんなに臭くないのであれば、「内臓系疾患」の可能性があるので動物病院で診てもらいましょう。
デンタルケアは、飼い主さんが歯磨きで歯垢を取ることはできます。歯石になってしまうと、動物病院でとってもらうしかありません。人間と同じですね!なので歯磨きの頻度は、できれば毎日、最低でも3日に1回は行ってください。歯垢から歯石に変化する期間がペットの場合はたった3日なのです。(人間は1か月くらい)
猫は、犬ほど歯石でのトラブルは多くありませんが、ウィルス性の口内炎が多いので、犬も猫も口の中は清潔にしてあげましょう。
口がきれいなのに臭い、という場合は、内臓系の病気が隠れている可能性もありますので、動物病院に相談してみましょう。

口臭については犬、猫それぞれの記事が別にあります。そちらもぜひ。

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