「犬を飼ってみたい」そんな憧れから犬を家族に迎えた方もいらっしゃると思います。
しかし、いつも何気なくしてしまっていることも、実は犬にとっては苦痛なことや健康を害することがあります。
このアニポス公式ブログでは現役獣医師が飼い主さんの悩みを解決する記事を執筆しています。
この記事では、大事な家族との関係性を守るために知っておいて頂きたい、犬にやってはいけないことを5つご紹介します。

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もくじ
犬にやってはいけない5つのこととは?
犬にやってはいけない5つのこと
1.犬に手をあげない
2.犬に危険なものを部屋に置かない
3.犬の要求を受け入れてはいけない
4.犬が噛んでいるものを無理やり取り上げる
5.犬への過度なスキンシップをする
犬とのコミュニケーションにおいて絶対にやってはいけない5つのことは、犬に手をあげないこと、犬に危険なものを部屋に置かないこと、犬の要求を受け入れてはいけないこと、犬が噛んでいるものを無理やり取り上げること、犬への過度なスキンシップをすることです。ひとつづつ見ていきましょう。
1. 犬に手をあげない
当たり前のことではありますが、犬に手をあげてはいけません。暴力や虐待は絶対にしてはいけない行為です。犬も命ある動物です。物やおもちゃではありません。犬を叩いて主従関係を教え込むという方法が昔はされていましたが、これは主従関係や信頼関係を築くどころか、恐怖によって犬を従わせているだけなのです。叩くことによって怪我や病気を発症させる原因にもなります。人間に対しての恐怖心も出てきます。犬に手をあげることは絶対にやめましょう。
2. 犬に危険なものを部屋に置かない
犬を室内で飼っている飼い主様は多いと思いますが、室内には犬の命を脅かす危険なものが意外と多いものです。例えば、電気コードをかじってしまう場合があります。万が一、コードを破ってしまい感電してしまったら命にかかわることがあります。また、食べ物でも同様に犬が口にすると危険なものがあります。ネギ類、チョコレート、ぶどう、アボカドなどは、私たちにとっては美味しくて魅力的な食べ物ですが、犬にとって中毒性のある危険な食べ物です。これらの食材を犬が口にすると中毒症状を起こし最悪の場合、死に至るケースもあります。危険なものや食べ物は犬の口の届くところには置かないようにしましょう。
犬にとって危険な観葉植物や毒性のある食べ物の記事はこちらからどうぞ。
3. 犬の要求を受け入れてはいけない
犬は上下関係をとても大事にしている動物です。吠えるたびに、犬の要求を受け入れてしまっている飼い主様がいます。しかし、日頃から要求を受け入れてしまっていると、犬は吠えれば飼い主様が何でも言うことを聞いてくれると学習してしまいます。そうなると犬は飼い主様を自分より順位が下であると判断し、主従関係が崩れてしまいます。主従関係が崩れるとしつけをすることが難しくなります。まずは何を要求しているのかを読み取ってあげることが大切です。その上で差し支えない要求は応えてあげても大丈夫ですが、吠えたり噛むなどの問題行動で要求してきたり、食べてはいけないものを要求してくる場合には、要求にあえて応えないことが重要です。普段から主従関係を崩さないためにも、犬が可愛い気持ちはわかりますが、何でも要求を受け入れないようにしましょう。
4. 犬が噛んでいるものを無理やり取り上げる
犬が噛んでいるものを無理やり引っ張ると、遊んでいると勘違いし行動がエスカレートしてくる場合があります。また、口にしているものが飲み込めるサイズのものであれば、急いでそれを飲み込んでしまうかもしれません。一番大切なことは、取り上げることを繰り返さないことです。繰り返せば繰り返すほど、犬は取られまいとして問題行動を起こします。緊急時に備えて、日頃から口にしているものを「ちょうだい」の合図で飼い主様に渡してくれるようにトレーニングしておくと良いと考えます。もしも、何か噛まれたら困るものを噛んでしまった場合は「ちょうだい」と言葉で訴えかけるとともに、上手くできたらすぐにご褒美をあげるようにしましょう。
5. 犬への過度なスキンシップをする
愛犬とのスキンシップで癒しや安心を感じる人は多いことでしょう。それは犬にとっても同じことで、大好きな飼い主様になでられることで心身がリラックスして、幸せな気持ちになると思います。
しかし、スキンシップといってもどのようなやり方、タイミングでもいいというわけではありません。特に犬がぐっすりと眠っているときや一人で休みたいと思っているときに、しつこく強引なスキンシップを求められると犬もうんざりしてしまうかもしれません。ゆったり休んでいるときに突然抱き上げられたり、強引に遊びに誘われたりすることがあると、犬は驚いてしまうでしょう。
特に繊細な気質を持つ犬の場合は、飼い主様がそばにいることで「いつ何をされるかわからない」と心からリラックスできなくなってしまうこともあるのです。
人間同士でも同じことですが、どんなに仲が良い相手でも「そっとしておいてほしい」と思うときや「それはやりすぎ」と思う関わり方があると思います。
犬とのスキンシップでも相手の気持ちやタイミングを考えることが大切です。犬が休んでいるときなどは声をかけてから触れるようにしたり、驚かせないようにそっとスキンシップをとってあげたりするように心がけましょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか?あなたがついやってしまっていた…という行動はありましたか?もしやってしまっていたとしても、今から改善すればいいのです。愛犬との生活がよりよいものになるように、犬に関する最新情報を入手するようにしましょう。そうすれば必ず、愛犬とより長く幸せに暮らせることと思います。
著者・桑原慶先生のプロフィール
福岡市中央区唐人町のくるみ動物病院院長・獣医循環器認定医。2019年4月獣医循環器認定医資格取得。
【所属医師会】福岡県獣医師会・福岡市獣医師会・日本獣医循環器学会・九州画像診断研究会

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