一言にペットの犬と言っても、犬種や大きさの大小など、種類はさまざまです。
そして「この犬種は〇〇になりやすい」と犬種によって患いやすい病気の傾向は一定数あります。
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この記事はアニポスブログの犬の種類と気をつけたい病気の記事をまとめました。
愛犬の犬種のなりやすい病気に目を通し、日々の生活の参考にしていただければと思います。
もくじ
犬種別!気をつけたい病気
犬種別では、まず代表的なパグ、シーズー、フレンチブルなどの短頭種の犬と、トイプードルが挙げられます。また、ドーベルマンやボクサーなどの大型犬や、チワワなど日本で人気の小型犬など、大きさによって患いやすい病気が異なります。
短頭種の「短頭種気道症候群」
短頭種に多い病気
・短頭種気道症候群
・皮膚炎(フレンチブルはアトピー性皮膚炎)
・露出性角膜炎
パグ、シーズー、フレンチブルなどのいわゆる鼻ぺちゃ顔の短頭種犬は、短頭種気道症候群など特有の患いやすい病気があります。他の犬種と比較して鼻の穴が小さく、咽頭の変形、気管の低形成がみられることが原因とされています。
トイプードルの「膝蓋骨脱臼」
トイプードルに多い病気
・膝蓋骨脱臼
・気管虚脱
・骨折
・外耳炎
・流涙症や涙やけ
トイプードルは犬種別登録数でも常に上位の人気犬種ですが、膝蓋骨脱臼をはじめ、トイプードルが患いやすい病気は意外と多く、飼い主さんは気を付ける必要があります。
大型犬の「拡張型心筋症」
大型犬に多い病気
・拡張型心筋症
ドーベルマンやボクサーなど大型犬は拡張型心筋症を発症しやすい傾向にあるとされています。6~8歳頃に発症することが多く、雌より雄で多いと言われています。
小型犬・中型犬の「僧帽弁閉鎖不全症」
小型犬・中型犬に多い病気
・僧帽弁閉鎖不全症
小型犬・中型犬の人気が高い日本では、チワワ、マルチーズ、トイ・プードル、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、ミニチュア・ダックスフント、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、シー・ズーなどの犬種で僧帽弁閉鎖不全症が発症しやすい傾向にあるとされています。
僧帽弁閉鎖不全症は中高齢以降の小型犬・中型犬に多く、犬でもっとも多い心臓病です。
まとめ
犬の種類によって、なりやすい病気は異なります。
愛犬の患いやすい病気を把握し、日々の生活の中から予防を行えるよう、意識してみてくださいね。

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